【10の質問】作並で薪販売を営むゴリラ屋本舗さんがインタビューを受けてくれました!

今回は仙台市青葉区作並にあるゴリラ屋本舗さんに訪問して、インタビューをさせていただきました。

店主さんは、ゴリラ屋本舗の事業展開をしていく際に周りをとりまく人たちとの出会いターニングポイントになったと話されていました。

この記事では、「ゴリラ屋本舗の理念」や「事業での試行錯誤」「将来的な展望」について紹介していきます。

話を通じて、ゴリラ屋本舗さんの作並への思いを感じてください。それでは、一緒に確認していきましょう!

目次

ゴリラ屋本舗の紹介

ゴリラ屋本舗
  • 宮城県仙台市青葉区作並鎌倉44−3
  • 支障木の伐採
  • 薪の販売

ゴリラ屋本舗は、作並にある会社です。ゴリラ山(鎌倉山)のすぐ目の前にあることから、ゴリラ屋本舗と命名されたそうです。

ゴリラ屋本舗の企業理念

  • ポジティブシンキング・・・作並の景観を綺麗に保つ
  • 柔軟性・・・空き地メンテナンスから薪販売へとシフトできる姿勢を持つ
  • 自主性・・・必要なアクションは挑戦してみる

ゴリラ山(鎌倉山)はゴリラの横顔に見えるのに由来しています。「仙台のわがまち名所100選」にも選ばれているんです。

主な事業としては、空家にある支障木の伐採や薪の販売です。特に薪の販売が活発で、一般の利用者が土日に薪割体験をすることも可能なのです。

【商流】ゴリラ屋本舗の薪割り事業

ゴリラ屋本舗の薪割り体験(現地レポ)

【インタビュー編】ゴリラ本舗への10の質問!

ゴリラ屋本舗の店主さんには大きく4つのテーマに分けてインタビューをしました。

事業の立ち上げや苦労成功話、将来の考えていることでお話してくれた内容をまとめています。

企業秘密のギリギリまで教えてくれた内容もあるので、是非確認いてみてくださいね。

ゴリラ屋本舗の事業コンセプトとは?「質問1-4」

ゴリラ屋さんにどのような展望を持っているか聞いてみました。作並で事業を始めるのには人知れず苦労されたこともあるはずですよね。

【質問1】ゴリラ屋本舗を始めるにあたって何かきっかけがあったのでしょうか?

仙台市内から作並に移住したのは2018年でした。移住したての頃は作並の景色に満足していました。

移住して2年たった頃、色々なことにも気づき始めていました。特に気になったのが「空き地」です。

なかでも持ち主さんが遠方だったりすると、空き地も荒れ放題だったんです。

気に入っている作並の景観を良くしたいと思い、空き地&空き家メンテナンスサービスを考えたんです。

ゴリラ屋さんは、もともと作並がすきだったそうです。普段過ごしている中でも、空き地があって荒れ放題になっている場所って結構ありますよね。

作並エリアは高齢者が多く、ご子息も自立して独自の所帯を持っているそうです。
仮に相続が発生しても、作並に戻ってくるのは現実的に厳しいという声も。

【質問2】空き地&空き家メンテナンス事業の引き合いはいかがでしたか?

最初は10件ほど、持ち主様に封筒で案内を送ってみたんです。

業者よりは安い価格帯にしていたのでそれなりに自信はあったのですが、あまり振るわなかったんです。

しかしながら、成約には至りませんでしたが1件だけ見積依頼はあったんです!

実際に、提案を聞いてもらえて商談をしたので個人でビジネスをしている感が新鮮でした。

手ごたえの様なものを感じて、ゴリラ屋本舗の開業届を提出しました。

店主さんは最初は成約に至らなかったものの、確かな手ごたえを感じられたそうです。

閑散としたエリアでも1人でも開業する人がいるのは地域経済からも頼もしいですよね。

【質問3】今の主力事業でもある「薪割り事業」はどのようにして行き着いたのでしょうか?

空き家メンテナンス事業を進めている中で思い立ちました。

空き家の敷地内には、支障木もあったりするのですよね。その支障木は処分するのに結構費用がかったりするんです。

支障木のイメージ

業者さんに頼むと大型トラック1台分20万円ぐらいはかかります。せっかく高い金額をかけて処分するくらいなら、薪にして販売した方がいいと思ったんです。

支障木は切ったら、ただ捨てるだけと思っている場合も結構ありますよね。

薪にする技術があれば、捨てる手間もないしいいアイデアですよね。発想を転換させる大切さを思い知らされますね。

【質問4】「薪割り事業」を実際にやってみた時の反応はどうでしたか?

完売でした!

お試しということもあり、最初は人力で伐採していました。薪は1年乾燥させたうえで、安い設定で販売してみたのですが、嬉しいことに全て買ってもらえました。

その後、近所の森林協会から木材供給のお話もいただけて、供給体制も整ってきたんです。

手ごたえを感じて、2022年10月に正式に薪販売を事業としてスタートさせました。

支障木の伐採をした経験が、薪販売として芽が出たケースですね。

一見うまくいかないようなことがあっても、思わぬところで開花するケースがあるというのは覚えておきたいことですよね。

ゴリラ屋本舗を始めるにあたって苦労したこと「質問5-6」

ゴリラ屋本舗のスタートアップでの苦労話を赤裸々に話していただきました。

【質問5】「薪割り事業」を正式にスタートさせてからは順調でしたか?

徐々に軌道に乗り始めている感触ですね。

特に苦労したのは、事業でお付き合いのある方との関係性の構築でした。

森林組合以外のつながりができるまでに3年はかかりましたね。

また、クライアントを個人とするか企業とするかでも仕事の進め方が違っており戸惑うことがありました。

事業を始めるうえで、近隣の人たちとのお付き合いも大切になるということですね。

お互いの信頼関係が大切になるので、時間もかかるというのはあまり気にしていない場合も多いですよね。

地域活性化をしていくうえで皆で意識していきたいことですね。

【質問6】ゴリラ屋本舗をしていくうえで、ご家庭の理解はありましたか?

ありがたいことに、家庭の理解はありました

事業のために時間を割けているのは、家庭の理解があるおかげです。

今後も、ゴリラ屋本舗の状況や今後考えている構想とかは丁寧に共有していきたいですね。

事業をやっていくうえで、家族の理解は欠かせないことです!事業を続けていても、家族が良く思っていなかったら家族の中もギクシャクしてしまいますもんね。

事業の構想のお話を聞いてもらえると、ゴリラ屋本舗の店主さんご本人のモチベーションも上がると思います。

ゴリラ屋本舗をして良かったと感じられること「質問7-8」

ゴリラ屋本舗の店主さんにお店の運営をしていて嬉しかったエピソードも聞いてきました。

【質問7】ゴリラ屋本舗をして嬉しかったエピソードはありますか?

お客さんから「ありがとう」と言われたことですね。

個人のお客さんを相手にするビジネス(B to C)の醍醐味だと感じました。言われるとすごく嬉しいですよ。

会社でも「ありがとう」って良く使うじゃないですか。会社で使う「ありがとう」って感謝するというよりも、仕事に対して形式的に言っていることって多いんですよね。

個人のお客さんだと、お世辞抜きに感謝してもらえるので本当にやってよかったと思いますよ。

ゴリラ屋本舗をやる前には、こんなにうれしいことなんだって想像もできませんでした!

お客さんから感謝されるのは、とてもうれしいことですよね。

サラリーマンとして過ごしているとなかなか感じられない喜びですよね。

インプットをすることも大切ですが「新しい気づき」も大切なポイントですね。

新しい発見を積み重ねていって、事業を成功させていただきたいです。作並の活気づけを応援したいですね!

ゴリラ屋本舗 今後の展望とは?「質問9-10」

インタビューの終盤では、ゴリラ屋本舗の今後の展望について教えていただきました。

【質問9】ゴリラ屋本舗は今後どのように展開させますか?

これまでやってきていた支障木伐採・薪割事業は徐々に拡大させていきたいと考えています。

更には、杉の木材を利用しながらログハウスの販売もしていきたいと考えています。

杉の木材を有効活用できれば、全国的に杉が荒れている問題解決の役にも立てると思うんです。

ログハウス事業が順調にいけば、当初の目的だった「作並にもっと住むようになって欲しい」という願いにも近づけると思います!

木材をテーマに事業を拡大していくというのも大切なことですよね。商売をしている人にとっては参考にしたい考え方ですね。

薪とログハウスは相性も良さそうだし、是非成功していただきたいです!

【質問10】最後になりますが作並への思いなどがあれば教えてください

やはり作並の町が好きなので、多くの人達に移住してきてもらえたら嬉しいなと思っています。

たまに田舎移住の失敗の話とかがあるじゃないですか。

ゴリラ屋本舗としては、失敗になりそうなネガティブ要素を消していくお手伝いをしていきたいと思っています。

ゴリラ屋本舗としてはお試し移住や他拠点生活も含めて全面的にサポートしけるように拡大していきたいと考えています!

ゴリラ屋本舗は事業を通じて、作並の活性化につなげていきたいとのこと。

普段サラリーマンとして過ごすだけではなく、自営業やボランティアなどを通じて地域活性化をする姿勢を大切にしたいですね。

編集後記

私のブログでインタビューをしたのは初めての試みでした。快くインタビューを引き受けていただきとても感謝しています。

ゴリラ屋本舗の店主さんへのインタビューを通じて、以下の発見・学びがありました。

インタビューでの発見や学び

  • 近隣住民や事業関係者とのつながりを大切にされている。
  • 作並を良くしようとして、試行錯誤しながら前進している。
  • 5年以上の中長期的な見通しを持っている。

お話を聞いている際に様々なエピソードも紹介してくださいましたが、人とのつながりが事業に活かされていると感じました。

ゴリラ屋さんが教えてくれたエピソード

  • ゴリラ屋本舗の看板は、ご近所さんが快くボランティアで作ってくれた。
  • 道の駅の物販プロジェクトに事業関係者が声をかけてくれた。
  • 地域広報誌でもたまに取材・掲載してもらえる。

試行錯誤をしながら前進していく姿勢や中長期の目線での事業計画をする姿勢も学びとなりました。

ゴリラ屋本舗さんの当初からのスローガンとして掲げられている「作並の景観を大切にしたい、作並をよりよくしていきたい」気持ちを応援しています!

ゴリラ屋本舗への10の質問をもう1度確認する

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この記事を書いた人

東北出身のミナバです!
「私たちが住む街を楽しくユニークに!」をテーマとしてサイトを運営しています。

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