JR東日本が2024年11月27日付で、君津市に対してJR久留里線(久留里・上総亀山間)の新たな交通体系に関する検討結果を提示しました。
電車の路線は廃線となり、BRT等によるバス等を中心とした交通体系へとシフトすることが必要となりました。
この記事では、宮城県でもJR路線などで存続危機がある路線を調査しました。事実、宮城県では古川駅と鳴子駅を結ぶ「JR陸羽東線」が存続危機にあり、存続に対する検討会が実際に開催されています。
このニュースを機に、宮城県に住む皆さんでJR陸羽東線を積極的に活用していければいいなと考えて記事にしました。是非皆さんで一緒に地域を大切にしていきましょう!
JR久留里線(くるりせん)とは?路線や廃線までの経緯を調べました
久留里線は木更津駅から上総亀山駅までの14駅を走行する路線です。2023年度の平均通過人員は1日あたり64人でした。1987年度は1日あたり823人だったので、92%減となっています。
2024年10月に開催された第5回検討会議では、上総地区での鉄道サービスはこの地区では移動需要に適していない(むしろ自動車の方が便利だ)との結論に至りました。
廃線となるは一部区間で久留里駅から上総亀山駅までの4駅(9.6キロ)分です。この区間は廃線後、BRTによるバス運行へとシフトチェンジとなります。
BRTによるバス運行へとシフトした後の計画とは
- デジタル技術等を活用
- 経路案内や観光情報を提供
- 君津市と協議しながら振興イベントを継続
BRTに移行した後、JRではデジタル技術を活用して観光情報や経路案内を利用者に伝えていくとのことです。
さらに、これまで駅からのハイキングイベントを開催してきた経緯も踏まえて、地域の魅力を伝えるためのイベントを継続する意向とのことです。
宮城県で存続危機にあるJR陸羽東線(古川駅・鳴子駅間)の存続に向けた活動
宮城県では、大崎市にあるJR陸羽東線が存続危機となっています。JR陸羽東線は、古川駅から鳴子温泉までを結ぶ路線で、鳴子温泉への移動手段や古川駅周辺の学生の通学手段として利用されています。
古川駅~鳴子温泉の輸送密度 | 665人(2021年度実績) 726人(2023年度実績) |
大崎市で開催された検討会 | 第1回:2023年8月23日 第2回:2024年1月30日 第3回:2024年3月18日 |
古川駅から鳴子温泉までの輸送密度は2021年度は665人でした。2023年度は若干改善しつつあり726人に微増となっています。ピーク時にあたる1987年は2,740人であるため、74%減という状況です。
大崎市が行っている陸羽東線活性化に向けた取り組み
- 地域の子供たちと花植の実施(岩出山)
- 公民館をイルミネーション化(岩出山)
- 写真展の開催(西大崎)
- 奥の細道ウオーキングの開催(鳴子温泉)
大崎市では、JR陸羽東線の活性化を視野にいれたイベントを開催中です。沿線地域で花植やイルミネーション、ウオーキングイベントなど地域の交流人つながるようなイベントを多数企画しています。
鳴子温泉は自家用車で行くのも楽ですが、電車でゆったりしながら風景を眺めるのも楽しいものです。アルコールを飲みながら、読書や動画視聴をしながらでも気兼ねなく楽しめます。
ぜひ、JR陸羽東線を活用してみてくださいね!
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